Timestrip(タイムストリップ)で温度管理記録の盲点を補う|測定場所・測定間隔に残る温度逸脱とは

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2026/9/16

温度を記録していても、温度逸脱を見落とすことはある

温度管理が必要な製品では、冷蔵庫、保管庫、輸送箱、冷蔵車両などの温度を記録していることがあります。

医薬品、検体、血液製剤、食品、化学品など、温度の影響を受けやすい製品では、温度記録は重要です。

ただし、温度を記録していることと、製品ごとの温度逸脱を確認できていることは同じではありません。

紙の点検表やExcelの記録は、測定した時点の温度を残すものです。
1台の温度計やデータロガーは、設置された場所の温度を記録するものです。

温度管理の盲点は、「いつ測ったか」と「どこで測ったか」の両方に残ります。


紙ログは、測定した瞬間しか残せない

たとえば、朝9時に冷蔵庫の温度を確認して5℃だったとします。

その記録だけを見ると、問題なく管理されているように見えます。

しかし、前日の夜間に一時的に温度が上がっていた場合、その時間帯に誰も確認していなければ、紙ログには残りません。

反対に、低温に弱い製品では、測定していない時間に規定温度を下回っていても、次の確認時には通常温度に戻っている可能性があります。

1日1回、または1日2回の定時確認では、測定と測定の間に起きた温度逸脱を見落とす可能性があります。

紙ログは「測った時点の記録」にはなりますが、「測っていない時間に温度逸脱がなかった証拠」にはなりにくいのです。

これは紙の点検表だけでなく、手入力のExcel記録でも同じです。


1点測定では、場所による温度差を拾いきれない

もう一つの盲点は、測定場所です。

冷蔵庫や保管庫の中でも、場所によって温度は同じとは限りません。

扉の近く。
奥の棚。
冷却口の近く。
箱が積み重なった場所。
空気の流れが悪い場所。

同じ庫内でも、製品が置かれた位置によって受ける温度影響が変わることがあります。

輸送中も同じです。

冷蔵車両や輸送箱の中では、積載位置、外気温、開閉回数、積み方、保冷材との距離によって、温度のかかり方が変わる場合があります。

1点の温度記録は、その場所の温度を示すものであり、すべての製品が同じ温度環境だったことを示すものではありません。


外箱単位では、個品ごとの影響が分かりにくい

温度管理では、外箱や輸送単位に温度計や記録装置を置くことがあります。

これは有効な管理方法ですが、個々の製品が実際にどの程度温度の影響を受けたかまでは分かりにくい場合があります。

たとえば、同じ出荷ロットの中でも、外側に近い製品と内側にある製品では、温度の影響が異なることがあります。

一部の製品だけが温度逸脱を受けていた場合でも、外箱単位の記録だけでは、どの製品が影響を受けたのか判断しにくくなります。

その結果、判断が難しくなり、必要以上に広い範囲を保留・廃棄・再確認することにもつながります。

温度逸脱の判断では、外箱や保管庫全体だけでなく、製品に近い場所で確認する視点も重要です。


Timestripは、温度記録の盲点を補う選択肢になる

Timestripの温度管理インジケーターは、詳細な温度ログを取るための機器ではありません。

役割は、製品や包装単位の近くで、温度逸脱の有無や累計時間の目安を目視確認しやすくすることです。

たとえば、用途に応じて次のように考えられます。

重要なのは、これらを既存の温度管理の代わりにすることではありません。

紙ログ、定時点検、温度計、データロガー、輸送条件などの管理に加えて、製品に近い場所で温度逸脱を確認する補助的な仕組みとして考えることです。


温度管理では「記録している場所」と「製品の場所」を分けて考える

温度管理を見直すときは、まず次の2点を確認する必要があります。

1つ目は、測定間隔です。
測定と測定の間に、温度逸脱が起きていないか。

2つ目は、測定場所です。
温度を記録している場所と、実際に製品が置かれている場所が一致しているか。

この2点を確認すると、温度記録だけでは見えていない盲点が見つかることがあります。

温度管理では、「記録があるか」だけでなく、「その記録が製品の温度影響をどこまで示しているか」を確認することが重要です。

Timestripの温度管理インジケーターは、測定間隔や測定場所に残る見落としを補い、製品単位・包装単位で温度逸脱を確認しやすくするための選択肢です。

規定温度を超える高温逸脱の確認には Timestrip PLUS、規定温度を下回る低温逸脱の確認には Timestrip Descending、食品の冷蔵輸送には Timestrip Food Temp、血液の温度管理には Timestrip Blood Temp をご確認ください。

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