Timestrip Blood Temp 血液温度管理インジケーターとは|血液バッグの温度超過をどう確認するか

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2026/9/14

血液バッグの保管・搬送では、温度管理が重要になります。

輸血用血液製剤は、製剤の種類によって保管温度が異なります。日本赤十字社の資料では、赤血球製剤、血小板製剤、新鮮凍結血漿はそれぞれ保管温度が異なるため、同一の搬送容器に入れたり、重ねたりしてはならないとされています。

そのため、血液バッグの搬送や一時保管では、対象となる製剤の保管条件を踏まえ、温度が管理範囲を外れていないかを確認できる仕組みが重要になります。

Timestrip Blood Temp(タイムストリップ 血液温度管理インジケーター)は、血液バッグの温度が設定温度を超えた可能性を、色の変化で確認するための温度管理インジケーターです。

ただし、Timestrip Blood Tempは、血液製剤の品質や使用可否を単独で判定するものではありません。温度超過の有無や累積時間を確認するための補助ツールとして使用し、実際の取り扱い判断は、各施設の手順や責任者の判断に従う必要があります。


血液バッグでは温度超過の確認が重要になる

血液バッグは、保管場所から取り出された後、搬送、準備、受け渡し、使用前確認などの過程で、温度条件が変化する可能性があります。

特に、搬送距離、室温、容器の保冷性能、受け渡しまでの待機時間などによって、血液バッグの温度が影響を受ける場合があります。

温度超過は外観だけでは判断しにくく、バッグの見た目に大きな変化がなくても、搬送中や一時保管中に一定時間以上、管理すべき温度を超えていた可能性があります。

そのため、温度が設定値を超えたかどうかを視覚的に確認できる仕組みが役立ちます。


Timestrip Blood Tempの役割

Timestrip Blood Tempは、血液バッグの温度が設定温度を超えた場合に、表示窓の色が変化する温度管理インジケーターです。

血液バッグに貼付して使用することで、温度超過の有無を目視で確認できます。

製品によっては、温度を超えたかどうかだけでなく、10℃を超えた累積時間の目安も確認できます。

また、Timestrip Blood Tempは不可逆性のインジケーターです。いったん表示が変化すると元の状態には戻らないため、温度超過があった可能性を後から確認できます。


重要なのは用途に合った単位で確認すること

Timestrip Blood Tempには、起動温度や累積記録時間の異なる標準製品があります。

商品コード

型番

起動温度

最大累積記録時間

表示目盛り

TP302

BT6

6℃

なし

なし

TP170

BT10

10℃

なし

なし

TP464

BT10+

10℃

3時間

30分、1、2、3時間

TP464

BT10+5

10℃

5時間

30分、1、2、3、4、5時間


確認したい温度に合わせて選ぶ

Timestrip Blood Tempを選定する際には、まず確認したい温度を明確にする必要があります。

6℃を超えたかを確認したい場合は、TP302(BT6)が候補になります。

10℃を超えたかを確認したい場合は、TP170(BT10)、TP464(BT10+)、TP464(BT10+5)が候補になります。

温度超過の有無だけを確認したい場合は、BT6またはBT10が適しています。

10℃超過の累積時間の目安まで確認したい場合は、BT10+またはBT10+5が適しています。


時間表示は目安として扱う

BT10+およびBT10+5は、10℃を超えた累積時間の目安を表示できます。

ただし、これは厳密な時間測定を目的とするものではありません。

時間精度は等温条件で±15%です。厳格な時間管理ではなく、ある程度の時間精度を許容できる状況での使用に適しています。

正確な温度履歴や詳細な時刻記録が必要な場合には、データロガーなど、別の記録方法を検討する必要があります。


使用時の注意点

Timestrip Blood Tempは、使用前は室温で保管できます。推奨保管環境は室温30℃以下です。

使用時には、アクティベーションボタンを押して起動します。

BT6については、起動後すぐに3℃以下の環境に移し、最低10分以上保管してインジケーター液を固めます。

BT10およびBT10+については、起動後すぐに製品へ貼り付けて使用します。

実際の使用にあたっては、起動方法、貼付位置、確認タイミング、異常表示が出た場合の対応を、事前に施設内の手順として定めておくことが重要です。


Blood Tempは判断を補助するためのインジケーター

Blood Tempの表示は、血液製剤の品質や使用可否を単独で判定するものではなく、温度超過の有無や累積時間の目安を確認するための補助情報です。

温度超過が確認された場合には、施設内の手順に従い、担当者や責任者に確認する必要があります。

また、温度超過が表示されていない場合でも、製剤の取り扱い条件や使用可否については、各施設の規定、製剤の条件、運用手順に従う必要があります。


血液バッグの温度超過を見える化するTimestrip Blood Temp

血液バッグの取り扱いでは、温度超過が外観だけでは分かりにくいことがあります。

Timestrip Blood Tempを使用することで、6℃または10℃を超えた可能性を、表示窓の色変化によって確認できます。

温度超過の有無だけを確認したい場合には、TP302(BT6)またはTP170(BT10)が候補になります。

10℃超過の累積時間の目安まで確認したい場合には、TP464(BT10+)またはTP464(BT10+5)が候補になります。

Timestrip Blood Tempは、血液バッグの温度超過を見える化し、現場での確認作業を補助するための温度管理インジケーターです。

▶ Timestrip Blood Temp(タイムストリップ 血液温度管理インジケーター)
https://smartchip.jp/timestrip/blood-temp


出典

日本赤十字社「輸血用血液製剤の院内搬送」に関する資料
日本赤十字社「輸血用血液製剤」
厚生労働省「血液製剤保管管理マニュアル」

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