NEWS TITLE
2026/6/1

食品の品質管理では、製造・保管時だけでなく、輸送・配送・陳列・提供までの全工程で、適切な温度管理が求められます。
日本国内では中食・惣菜市場が拡大しており、2023年度の日配惣菜・米飯市場は9兆9,400億円、加工惣菜・米飯市場は1兆1,594億円と見込まれています
(矢野経済研究所「惣菜(中食)・米飯市場に関する調査を実施(2024年)」)。
また、日本の食品ロス量は2023年度推計で464万トン、そのうち事業系食品ロスは231万トンとされています
(農林水産省「事業系食品ロス量(2023年度推計値)を公表」)。
食品の流通・提供形態が多様化する一方で、温度逸脱による品質劣化や、状態が確認できないことによる一括廃棄は、食品関連事業者にとって重要な課題です。
これからの食品温度管理では、単に「温度を記録する」だけではなく、
食品がどのような温度影響を受けたのかを、現場で見て判断できる仕組みが求められています。
食品は、倉庫や冷蔵庫の中だけで品質が決まるわけではありません。
製造後の一時保管、積み替え、配送、店舗到着、陳列、提供直前まで、食品は複数の場所を移動しながら消費者へ届きます。
その過程では、
・輸送中の一時的な温度逸脱
・積み替え時や待機中の温度上昇
・パレット内部や梱包単位ごとの温度ムラ
・受入時の判断ばらつき
・状態不明による一括廃棄
といった課題が発生します。
従来のように、冷蔵庫や車両単位で温度を管理するだけでは、個々の食品が実際にどのような温度影響を受けたのかまでは把握しきれません。
そのため、今後の食品温度管理では、
商品・箱・パレット単位で温度影響を確認できることが重要になります。

食品向けの液体式温度管理インジケーターは、温度影響を色の変化で可視化するツールです。
電源や読み取り機器を必要とせず、食品の輸送・保管中に温度条件を外れたかどうかを現場で確認できます。
スマートチップが取り扱うTimestripシリーズでは、食品分野において主に以下の液体式温度管理インジケーターを活用できます。
・Timestrip Food Temp
・Timestrip PLUS
Timestrip Food Temp は、食品用途向けに設計された液体式温度管理インジケーターです。
Timestrip PLUS は、規定温度を超えた時間を累積的に可視化できるため、単なる瞬間的な温度超過ではなく、食品がどの程度温度影響を受けたかを判断する材料になります。
液体式温度管理インジケーターは、使い捨てで小型・軽量なため、外箱、個包装、配送ケース、パレットなど、管理したい単位に合わせて設置しやすい点が特長です。
状態が分からないために全量を廃棄するのではなく、温度影響を受けた範囲を確認することで、不要な廃棄削減にもつながります。

一方で、食品が常に移動する運用では、LED表示によって状態を即時に確認できるLED式温度管理インジケーターが有効です。
スマートチップが取り扱うTimestripシリーズでは、主に以下のLED式温度管理インジケーターを活用できます。
・Timestrip neo
・Timestrip neo Multi
Timestrip neo は、LED表示によって温度状態を確認できる温度管理インジケーターです。
温度異常の有無を視覚的に判断できるため、配送・受入・提供前など、短時間で判断が必要な場面に適しています。
Timestrip neo Multi は、繰り返し使用できるLED式温度管理インジケーターです。
配送容器、ケータリング用コンテナ、食品搬送ケースなど、回収・再利用される資材に取り付けることで、移動中の食品温度管理を効率化できます。
LED式温度管理インジケーターは、
現場での即時判断、再利用運用、移動中の食品管理に適した選択肢です。
食品温度管理では、液体式温度管理インジケーターとLED式温度管理インジケーターを、用途に応じて使い分けることが重要です。
液体式は、色変化によって温度影響を記録するため、
・使い捨てで管理したい食品
・外箱や個包装単位で状態を確認したい場合
・温度逸脱の有無や累積影響を残したい場合
に適しています。
一方、LED式は、LED表示によって状態を即時確認できるため、
・配送容器を繰り返し使用する場合
・ケータリングや移動販売など、食品が常に移動する場合
・提供前にすばやく可否判断したい場合
に適しています。
つまり、液体式は「色変化で温度影響を残す」管理に、
LED式は「LED表示で即時判断する」管理に適しています。
現在は、惣菜、弁当、ミールキット、テイクアウト、デリバリー、ケータリング、店舗間配送など、食品が移動しながら消費者や提供現場に届く場面が増えています。
富士経済の調査では、2024年の国内テイクアウト市場は7兆7,005億円と見込まれています
(富士経済「テイクアウト、ホームデリバリーの市場調査」)。
このような環境では、食品は「保管されるもの」ではなく、移動しながら品質を維持するものとして管理する必要があります。
特に、移動中の食品では、
・途中で温度逸脱が起きていないか
・再利用する容器や食品ケースが適切な温度管理下にあったか
・提供前に状態をすぐ判断できるか
が重要になります。
液体式温度管理インジケーターとLED式温度管理インジケーターを使い分けることで、食品流通の各工程で、より実用的な温度管理が可能になります。
液体式・LED式ともに、温度管理インジケーターは、単なる温度確認ツールではありません。
状態が分からないために廃棄するのではなく、温度影響を確認したうえで判断できるようにすることで、不要な廃棄削減につながります。
食品関連事業者にとって、温度管理の可視化は、
・食品ロス削減
・品質保証の強化
・クレームリスク低減
・取引先への説明力向上
・ブランド信頼性維持
につながります。
特に、流通・中食・デリバリー・ケータリングなど、複数の事業者や担当者が関わる現場では、誰が見ても分かる判断基準を持つことが重要です。
食品流通は、製造・保管中心の管理から、輸送・配送・提供直前まで含めた品質管理へと変化しています。
Timestrip Food Temp や Timestrip PLUS などの液体式温度管理インジケーターは、食品の温度影響を色変化で可視化し、現場での判断を支援します。
Timestrip neo や Timestrip neo Multi などのLED式温度管理インジケーターは、LED表示による即時判断や、再利用を前提とした運用に適しています。
スマートチップのTimestripシリーズは、食品の温度影響を可視化し、現場判断・食品ロス削減・ブランド品質維持を支える温度管理ソリューションです。
これからの食品温度管理では、
「記録する」だけでなく、「見て判断できること」
が求められます。
お問い合わせ
サービスや製品に関するご質問・資料請求・お見積りのご依頼は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
サービスや製品に関するご質問・資料請求・お見積りのご依頼は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
03-5940-6616
(月~金 9:30~18:00)