見えない“管理のズレ”を可視化する

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2025/12/24

Timestrip視認型インジケーターという考え方

私たちは日々、食品、医薬品、化学品、精密部材など、
「温度」や「時間」によって品質が左右される製品を扱っています。
多くの現場では温度計や記録装置を使い、適正管理が行われているはずです。
それでも、品質事故や不要な廃棄がなくならないのはなぜでしょうか。

その原因の多くは、
“どれだけズレたか”を把握できていないことにあります。

なぜ「測っているのに事故は起きる」のか

温度計が示すのは「今この瞬間の温度」です。
しかし、製品の品質を左右するのは、
“過去にどのくらいの時間、どの程度ズレた状態にさらされていたか”という履歴です。

たとえば冷蔵品が一時的に高温にさらされ、その後元の温度に戻った場合、
温度計は「問題なし」と表示します。
しかし、製品内部ではすでに劣化が進んでいる可能性があります。
この“見えないズレ”が、現場の判断を難しくし、
結果として「全部廃棄」や「事故リスク」を生み出してきました。


時間と温度は「今」ではなく「履歴」で決まる

品質は、
「基準温度を超えたかどうか」だけで決まるものではありません。
どの温度に、どれだけの時間さらされたか。
この積み重ねが、製品の安全性や有効性を左右します。

にもかかわらず、現場ではその履歴を
“誰でも一目で判断できる形”で残す仕組みがありませんでした。


色で履歴を残すという発想

Timestripは、その盲点を「色」で解決します。

液体染料が多孔質膜の中を一定速度で移動する不可逆構造により、
一度進んだ色は元に戻りません。
これにより、過去に発生した温度逸脱や時間経過の履歴が、
そのまま“証拠”として残ります。

つまりTimestripは、
「今」ではなく「過去のズレ」を見せるインジケーターなのです。


PLUSが示す“どれだけズレたか”という新しい判断基準

温度逸脱管理に使われる「PLUS」シリーズは、
規定温度を超えると自動的に起動し、
その超過時間を累積して色で表示します。

数分の逸脱と、数時間の逸脱は、
同じ「ズレ」ではありません。
PLUSは、その差を“誰でも同じ基準で判断できる情報”として残します。

これにより、
「全部捨てるしかない」から
「根拠を持って判断する」管理へと現場の考え方が変わります。


電子化しても“考え方は変わらない”

Timestripには、LEDで状態を表示する電子タイプ(neo / neo Multi-X)もあります。
再利用可能なモデルもあり、閉ループ物流や繰り返し使用する現場に適しています。

ただし、電子化しても本質は同じです。
Timestripは一貫して、
“履歴を残し、判断をシンプルにする”という思想で作られています。


時間管理というもう一つのTimestrip

Timestripは温度だけでなく、
開封後の使用期限、交換時期、メンテナンス周期といった
「時間管理」にも使われています。

いつ交換すべきか。
まだ使ってよいのか。
その判断を、色で誰にでも分かる形に変えることで、
管理は「記録」から「即断」へ変わります。


現場が変わる理由

Timestripが導入された現場では、
・不要な廃棄が減る
・事故リスクが下がる
・判断が早くなる
という変化が起きます。

これは単なる省力化ではなく、
“管理の仕組みそのもの”が変わることを意味しています。


Timestripは、
温度計でも、記録計でもありません。

それは、
“見えないズレを証拠として残す管理ツール”です。

だからこそ、
誰が見ても、同じ判断ができる。
現場の品質管理は、ここから一段階進化します。

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